PER(Price Earnings Ratio)の概要(PER(Price Earnings Ratio)とは?)
株価÷EPS 株価収益率と訳されるが通常はピー・イー・アールと呼ぶ方が多い。パーとは呼ばない。単位は倍。株価がEPSの何倍まで買われているか(値がついているか)を意味する。その倍率は、これが適正と言うようなものは無いが、アメリカでは長年15~20倍くらいが普通といわれている。日本ではバブル期もバブル崩壊後も長い間、60倍とか40倍と言うような高い値の時代が続いたが、現在(2005/9)では企業業績が絶好調でも株価は控えめな上昇となっていて、東証一部平均は20倍前後である。投資尺度としては、上記の来期予想EPSを使うので、予想PER(Price Earnings Ratio)が使われる。実績PER(Price Earnings Ratio)ではない。
株式の持ち合い解消とか会計の国際化などのグローバリズムを経て、ようやく国際的な投資尺度の範囲に収れんしつつあるといえよう。なお投資においては、その企業のPER(Price Earnings Ratio)と業界平均とを比較することが多い。また成長産業では高めに、成熟産業では低めにでる。例えば、新興のネット企業とかバイオ関連企業はやたらと高い値(あるいはマイナス値)だ。対してトヨタは15倍(2005.10/1 実績PER(Price Earnings Ratio))。自動車産業は成熟産業とみなされるためらしい(米国のGMは10倍前後)。
PER(Price Earnings Ratio)は株が何倍まで買われているかを示すために、株価の割高感をさぐる指標としても使われる(反対に割安感の判断指標としてはPBRがある)。
たまに、例えば10倍なら10年分の利益に相当する額に株価が買われている、と言う人がいる(ネットバブルの時は100倍はざら)。果たしてその意味は何だろうか?。個人的には実のところよく分からない。株への投資額が10年分の利益で元が取れるというような意味になるが、あくまでも仮の計算でしかない。現実には10年間の浮き沈みがあるし、現在価値への割引をしているわけでもない。利益が全て配当でもらえるわけでもないし、果たしてどんな意味があるのだろうか?

