ヘッジファンドの概要(ヘッジファンドとは?)
ヘッジファンドというのは、アメリカにあるものが多いのですが、基本的には、投資信託と同じように資金を預かって運用しているファンドのことです。
投資信託は、普通、広く個人から資金を集めて運用しますが、ヘッジファンドは、少数の投資家の資金を運用しています。
もともとは、相場の動きに左右されないで収益を挙げることを目指して運用していたので、そう呼ばれています。例えば、ホンダの株が日経平均と比べて将来値上がりする確率が高い判断した場合、以下のような投資を行います。ホンダの株を10億円買、日経平均先物を10億円売 予想が当たった場合には以下のようになります。
相場が上がった場合(ヘッジファンド)
ホンダが10%上昇、日経平均が5%上昇
→ホンダの買い 10億円×10%=1億円のプラス
日経平均先物の売り10億円× 5%=5千万円のマイナス
(日経平均先物は売っているので、相場が上昇すると損失になります)
トータルでは、5千万円のプラス
相場が下がった場合(ヘッジファンド)
ホンダが5%下落、日経平均が10%下落
→ホンダの買い 10億円×(- 5%)=5千万円のマイナス
日経平均先物の売り10億円×(-10%)=1億円のプラス
(日経平均先物は売っているので、相場が下落すると利益になります)
トータルでは、5千万円のプラス
日経平均先物で売りヘッジを行っていない場合には、上がったときには、1億円のプラスですが、下がったときには5千万円のマイナスになってしまいます。
実際に予想をするとき、相場の上げ下げを予想するのはかなり難しいことです。それよりも、2つのものを比較して、割安なものを買って割高なものを売る、という投資の方が予想しやすい訳です。ですから、ヘッジファンドは、株式だけでなく、債券や通貨などあらゆる投資対象を使って投資しています。
ヘッジファンドは、売りと買いを組み合わせるような取引をするので、狙っている収益の率は小さくなります。そのため、借入を行ったり、デリバティブを利用したりして、持っている資金の何倍ものポジションを持つことが多く、相場に影響を与えるようなことが起こる訳です。
ですから、ヘッジファンドといっても、結局予想が外れれば損をします。ただ、相場が下がっているときや動きがないときでも予想が当たれば利益をあげることができる、という点が違うだけです。

