トップページ > 2007年10月
« 2007年09月 | メイン | 2007年11月 »

2007年10月 アーカイブ

2007年10月06日

BPS(1株当りの純資産額)

BPS(1株当りの純資産額)の概要(BPS(1株当りの純資産額)とは?)

BPSとは「1株当りの純資産額」といいます。株主資本を発行済み株式総数で割ります。英語ではBookvaluePerShareで、Bookvalueは帳簿価格。

簡単にいえば、その企業の清算価値です。ちょっと違いますが、会計学の迷路に迷わないために簡略化しました。清算価値とは、その企業が事業をやめ、自分の持っている工場・土地・建物等を売り払った後で残る最終的な金額です。基本的に清算価値のことを指しますが、資産の部がどれだけ劣化しているのがわからない以上、あまり正確な指標とはいえません。その他の株式指標と組み合わせるぐらいの、オマケかと思います。

BPSというのは単独では、あまり注目されない指標です。また、企業の安全度計るといいますが、安全度なら有利子負債の額の推移を見たほうがいいでしょう。無理して憶えなくてもいいと思います。BPS、「1株当りの純資産額」の数字自体はそれほど役に立ちません。ほとんど、見ないかなぁ・・・

BPS、つまり「1株当りの純資産額」を見るときは、BPSの額とPBR(株価純資産倍率)の率もついでに見ましょう。適当でいいです。

BPSはPERやPCFRなど、その他の指標と組み合わせるくらいしか、用途は限られてくるかと思われます。基本的に財務諸表の数字を全く検討せずに、そのまま作られる指標ですので、あまり信用せず、その他の指標の方を重視したほうが、賢明かと思います。


BPS(1株当りの純資産額)の関連書籍

BPS(1株当りの純資産額)に関しては検索エンジンも便利です。

自己資本比率

自己資本比率の概要(自己資本比率とは?)

会社の資本には、自己資本と他人資本があります。自己資本とは、返済の必要がなく自由に使えるお金のことです。また、他人資本とは、返済が決まっているお金(=借金)のことです。

自己資本が少ないということは、自由に使えるお金が少ないということです。したがって、自己資本が少ない会社は、急激な業績の悪化などで大幅な赤字が出てしまった場合、支払い不能におちいってしまう可能性があります。この場合の支払い不能とは、倒産を意味します。投資する際には、大幅な赤字が出ても、持ちこたえられる可能性の高い”自己資本の多い会社”の株式を買いたいところです。では、自己資本が多い会社を選ぶには、どうしたらいいのでしょうか?

自己資本比率を参考にすればいいです。自己資本比率とは、総資産の何%を自己資本が占めているかを表した指標です。自己資本比率が高い会社は、会社が保有している総資産の多くを自由に使うことができます。 自己資本比率の計算式は、自己資本÷総資産×100(%)

投資する際には、自己資本比率を参考にするといいと解説しました。では、どうやって、自己資本比率を計算すれば良いのでしょうか?自己資本比率は、自己資本÷総資産×100(%)で計算します。

自己資本比率は、自己資本が総資産の何%かを表すわけですから、始めに、自己資本を総資産で割ります。次に、最後に100をかけて、単位を%にして終了です。

自己資本比率の計算式

自己資本比率の望ましい数値は、40%以上80%未満

自己資本比率の計算式を理解していただけたと思います。では、自己資本比率は、どの程度の数値が望ましいのでしょうか?自己資本比率の望ましい数値は、40%以上80%未満です。これらの数値が望ましい理由は、以下です。

1.自己資本が少ないと、急な出費に持ちこたえられず、倒産するリスクが高まるから

先ほど解説したとおり、自己資本は、急な出費に備えるお金です。自己資本が少ないと、倒産のリスクが高まります。したがって、自己資本が少ないと、急な出費に持ちこたえられず、倒産するリスクが高まります。そのため、自己資本比率を40%程度確保している会社が、望ましいでしょう。

2.事業への投資が、積極的だから

他人資本(=借金)は、事業に使うために借りたお金です。借りたお金を事業に投資することで、より大きな利益を狙うわけです。よって、他人資本(=借金)は、事業に投資することで、より大きな利益を狙うものです。そのため、自己資本比率が高すぎる(=他人資本が少なすぎる)ことは、事業への投資に消極的ともとらえられます。以上の理由により、自己資本比率は、80%未満が望ましいでしょう。


自己資本比率の関連書籍

自己資本比率に関しては検索エンジンも便利です。

配当性向

配当性向の概要(配当性向とは?)

配当性向(はいとうせいこう)とは、企業が、1年間の利益のどのくらいを配当にまわしたかをはかる指標です。配当性向は、1株あたりの配当額を、1株あたりの企業の1年間の利益(=1株純利益)で割って求めます。

配当性向が高ければ、利益の多くを配当にまわしているという事になります。 ここで、疑問があります。配当額は、多い方が絶対的に良いのでしょうか?いいえ。そうとは限りません。利益のうち、配当を払った残りは、企業の活動資金になります。それを使って、高い成長が望めるなら、むしろ配当は少ないほうが良い場合もあります。配当性向(はいとうせいこう)とは、企業が、1年間の利益の何%を配当にまわしたかをはかる指標です。


配当性向の関連書籍

配当性向に関しては検索エンジンも便利です。

三角保ち合い

三角保ち合いの概要(三角保ち合いとは?)

三角保ち合いとは、株価が上下に動く幅が徐々に狭まって行き、上値の点を結んだ直線と、下値の点を結んだ直線が交わった時に三角形ができるチャートの形を言います。

一般的に三角保ち合いは、株価がどちらかに動くための材料が不足し、投資家が迷っている時に現れます。

この三角保ち合いができるということは、株を買っていた投資家があきらめて売ったり、信用取り引きで空売りしていた投資家があきらめて買い戻すことで、その株を売買していた投資家の反対売買が一巡することを言います。この動きが一巡すれば需給関係が改善され、その後株価は上下どちらかに大きく動きます。

つまり三角保ち合いは株価の転換期を見つける指標として利用出来ます。


三角保ち合いの関連書籍

三角保ち合いに関しては検索エンジンも便利です。

うねり取り

うねり取りの概要(うねり取りとは?)

信用売り(空売り)を使った信用取引ならではの取引方法があります。

うねり取りとは、株価の上下動する動きの高値から安値、安値から高値の値動きを上手く取ろうとする取引方法。

株価は上下動しながら、上昇したり、横ばいの動きを続けたり、下落したりするが、どの動きにしろ、その中で上下動する動きの上昇部分(安値から高値への動き)、下落部分(高値から安値)の値動きの中で、安値近辺で買い、高値近辺で売るという工夫をして、できるだけそれぞれの動きの値幅を大きく取っていこうとする取引方法。

うねり取りとは、一つの銘柄の株価の上下動する動きを予測し高値から安値になる時は信用売りし、安値から高値の値動きの時は買い立て、その繰り返しで収益を狙います。

一つの銘柄の動きさえ見ていればいいので、銘柄選びに時間をとられることもなく、集中して一つの銘柄を研究することができ、その銘柄の癖や流れが掴むことができれば、一つの銘柄でも十分収益が見込めます。

新興に手を出さずに一部上場の優良銘柄ばかりトレードします。PER、PBRでスクリーニングして業績のよい銘柄を探します。

ボックス相場なので15500円付近になったら「買い」16000~16500円くらいになったら「売り」を機械的に繰り返していきます。うねり取りは売ったときに、カラ売りしますが、それはしない方がよいでしょう。


うねり取りの関連書籍

うねり取りに関しては検索エンジンも便利です。

スプレッド取引

スプレッド取引の概要(スプレッド取引とは?)

信用売り(空売り)を使った信用取引ならではの取引方法があります。

スプレッド取引は攻めながら守る取引で、値動きは似ているけども違う銘柄のサヤを取るもので、取引の対象としては「同業種の1位、2位」、「相関関係の強い銘柄」、「合併・経営統合銘柄」などがあります。

例えば、ある業界の1番手、2番手の銘柄であればその業界でトップ争いを常に繰り返しています。

そういう意味では株価は似たような動きをし、業界も同じなので、市場から受ける影響も同じです。

過去のトレンドを見てサヤがトレンドレンジから飛び出しているところで仕掛け、割高な方を売り、割安な方を買い、サヤが縮まったら両方一緒に手仕舞いします。

これは裁定取引と同じです。

リスクとしてはほぼノーリスクの裁定取引に比べ、スプレッド取引は少々高くなっています。

裁定取引、スプレッド取引のことを総称として「サヤ取り」と呼ばれています。


スプレッド取引の関連書籍

スプレッド取引に関しては検索エンジンも便利です。

つなぎ売り(ツナギ売り)

つなぎ売り(ツナギ売り)の概要(つなぎ売り(ツナギ売り)とは?)

信用売り(空売り)を使った信用取引ならではの取引方法があります。

つなぎ売りというのは、「持ち株の株価が下落しそうな時に、その銘柄を信用売りし、評価損を防ごう」 というものです。

信用売りは、株価が下がれば利益が上がります。

信用売りは、証券会社に株価を借りた瞬間に、売る。そして、借りた株を返さないといけないので、後に市場から買い戻して、証券会社に返す。というものです。

100円の株に信用売りをしかける。自分の手元に100円入ってきます。後に証券会社に返すために、80円で買い戻す。自分の手元から80円出て行きます。でも、手元には20円残っています。

これが、信用売りですね。

では、つなぎ売りを具体的に検証してみます。

<例>

A株という株を持っていたとします。

A株は現在150円。

ところが、最近の過熱感から、なんとなく株価が下がりそうな予感がしたとします。

つなぎ売りとして、A株に信用売りをしかけます。

この時、

現物A株:150円→130円で-20円

信用売りA株:150円→130円で+20円

±0円ですね!(手数料はかかります)

本当なら、20円に評価損だったのに、損しなかったのです。

○株主優待や、配当を得るのに使う

さて、カラ売りは、株主優待や配当を得るのに利用するととっても便利です。

株主優待や配当というのは、権利が確定したら、株価が下落するものです。株主優待や配当のためだけに買っていた人が売るからです。

そこで、欲しい株主優待などがあれば、その権利付最終日に、現物買いとカラ売りを同時にしかけるのです。そうすれば、権利が確定した後の株価の下落を防げます。

つなぎ売りとは買い立てた銘柄(現物株)の株価が下落しそうな時にと同数の株を信用取引で売り、保有銘柄の更なる値下がりによる損失を回避すために使用します。

もし実際に、今保有している買い立てた現物株が値下がりした時に、信用売りした株によって買い立てた株のマイナスを値下がりしたことによる信用売りのプラスで相殺することができます。

長期保有した現物株が一時的に下がった時の保険として売り立てておけば、含み損をマイナスにすることがないので、いわゆる保険の役割になります。


つなぎ売り(ツナギ売り)の関連書籍

つなぎ売り(ツナギ売り)に関しては検索エンジンも便利です。

裁定取引(アービートラージ)

裁定取引(アービートラージ)の概要(裁定取引(アービートラージ)とは?)

信用売り(空売り)を使った信用取引ならではの取引方法があります。

裁定取引とは同一銘柄、あるいは同一資産を対象とする銘柄が2つの価格(1物2価)をつけた場合、割高な方を売り、割安な方を買う方法で、2つの価格の過去のレンジからサヤ(乖離)の広がりすぎに注目して売買を行います。

一つの銘柄、一つの資産で2つの価格?と思われた方もいると思います。

例えば、ETF(株価指数連動型上場投資信託)は、特定の株価指数に連動することを目的に運用される投資信託で、通常の株式と同じように証券取引所で取引され、売買が可能です。

代表的なものには 「日経225投信(証券コード:1321)」や「TOPIX(証券コード:1306)」などがあり、その他にも「電気機器株価指数」や、「銀行業株価指数」などある業種特定のETFもあります。

このETFに組み込まれている銘柄であれば基本的にはこの銘柄とETFはだいたい同じような動きをします。

しかし実際には、同じ動きでないものもでてきます。これが1物2価の正体で、この価格の差をサヤといいます。1物2価の2つのETCの価格は同じような動きをしながら時には大きな広がりを見せ、時には同じ動きをします。その差(サヤ)が広がった時に割高な方を売り、割安な方を買います。そして、その差(サヤ)が縮まった時に両方一緒に手仕舞いします。裁定取引とは守りながら攻めるテクニックです。


裁定取引(アービートラージ)の関連書籍

裁定取引(アービートラージ)に関しては検索エンジンも便利です。

2007年10月13日

VaR

VaRの概要(VaRとは?)

VARとはValue at Riskの略で、マーケット・リスクを定量的に測定するための手法である。1993年にBIS(国際決済銀行)のOBや市場関係者が提案し、BISも高い評価を下している。いずれBISによる規制が実施されるとも思われ日本の金融機関でも急速に導入が進んでいる。VARによりリスク管理は新時代に入った。この技術は過去のデータに基づいて今後の一定期間内に一定の確率で起こりうる最大の損失額を算出しようというもので、複数の保有資産のマーケットリスクを共通かつ単一の尺度で測定するものである。

図1.4.2-17に日米のVAR技術の出願(登録)件数推移を示す。米国は1989年に初出願があり、91年に1件ありその後出願が途絶え95年に3件、96年に3件の出願がある。日本の初出願は1991年で2件あり、93年、94年、95年、96年と各1件づつである。連続して出願されてはいるが増加傾向にあるとはいえない。日本の出願件数は米国の登録件数の約4分の3であり、日本の出願は低調である。


VaRの裏技


VaRの関連リンク


VaRの関連書籍

VaRに関しては検索エンジンも便利です。

逆日歩

逆日歩の概要(逆日歩とは?)

信用取引をしているとよく耳にする言葉に『逆日歩』というものがあります。これは『ぎゃくひぶ』と読みます。

この逆日歩というものは、売り建てが増えすぎて株が不足した時に追加でかかる費用だと思ってください。信用取引とは?では、信用取引というものはお金や株券を借りて取引をしているのだということを説明しました。借りてる以上信用取引では金利というものを払っているのですが、逆日歩というのは株不足という状況に陥ったときに、その金利とは別にかかります。

逆日歩はなぜ発生する?

信用取引において証券会社はまず買い注文と売り注文を相殺します。そして相殺できずに手元で処理できない部分を証券金融会社というところに申し込みをし、証券金融会社は買いが上回っている時には現金を売りが上回っている時には株券を貸し出します。(信用買いはお金を借りて取引し、信用売りは株券を借りて取引するため)

そして売りが膨らんでいくと証券金融会社も手元で処理できなくなり足りない分は、銀行や保険会社などの機関投資家などから調達することになります。もちろんこの時ただで調達できるわけはありませんね。この費用が売り建てている投資家に負担として転化されたものが『逆日歩』というものです。

逆日歩のポイント

  • 1株単位で1日ごとに発生する
  • 逆日歩が発生すると、それ以前から売り建てていた人も含めて全員にかかる
  • 逆日歩の計算は営業日ではなく暦日数で計算する。(土日なども全て1日として計算する)
  • 買い方は逆に逆日歩を貰うことが出来る
  • 発行株数の少ない小型株や浮動株の少ない銘柄などはすぐに株不足になってしまい逆日歩がつきやすい
  • 株が不足すればするほど逆日歩は高くなる

例えば、A株を1000株売り建てていたとします。A株の売りが膨らみ1株当たり1円の逆日歩が発生したとします。 そうするとA株の1日当たりの逆日歩は

1円×1000株=1000円

となり、結構馬鹿に出来ない負担になります。逆日歩が同じだったとして、そのまま10日たつと1万円の負担増となります。1万円の負担というのはA株が10円下落してようやくチャラになる(手数料考えずに)という状態で、どれだけ大きな負担になるか分かると思います。

また、逆日歩の負担が大きくなると売りから逃げていく投資家が増えていくことも多くなります。そうなってくると売りの力が弱まることになり、さらには売り建てていた人の反対売買により買い圧力が強くなり株価が反発してしまうことも往々にして起こります。

負担の面からも、株価の動きを考える上でも『逆日歩』というのは絶対におさえておく必要があります。逆に逆日歩をうまく利用して投資をしている人もいます。信用取引をするのであれば逆日歩は必ずチェックしましょう。


逆日歩の関連書籍

逆日歩に関しては検索エンジンも便利です。

信用評価損益率

信用評価損益率の概要(信用評価損益率とは?)

信用取引残高の動きが相場全体に大きな影響がありますが、どれくらい影響が現れるかを知るのに信用評価損益率を使います。信用評価損益率は信用取引で株を買った投資家の評価損を示す数値です、相場の天井、底値、暴落をある程度予想する目安になります。

信用評価損益率の見方

信用評価損益率はほとんどプラス(利益が出ている状態)になりません。投資家全体でみると、いつも信用評価損を抱えている投資家が多い事になります。信用評価損益率がほとんどプラスにならない理由としては、「投資家は少しでも儲けが出るとすぐに利益確定をしますが、損失が出た時はいつかその内上がるだろうと思い我慢して保有するため」損失を抱えている投資家が多いからだといわれています。

評価損益率が3%になってくると天井圏としています。信用買いをした人の3%が評価損(損している人が少ない)ということは、たくさんの人が儲かっている状態にあります、なので相場全体が天井に達し近い将来に売り圧力が高くなる可能性が高いからです。

下げ相場で評価損益率が10%を下回ってくると、「追証」が発生してくる水準といわれています。 15%から20%まで数値が下がってくると底打ちとなることが多いようです。信用取引の知識信用取引とは?信用取引のいいところ信用取引の種類委託保証金とは?追証とは?逆日歩とは?空売りとは?信用取引情報の見方信用買い残、信用売り残とは?信用評価損益率とは?貸借倍率とは?信用取引規制とは?信用取引の実践損失を大きくしない為の損切り踏み上げ逆日歩狙いの信用買い信用取引規制の対応方法スポンサードリンク


信用評価損益率の関連書籍

信用評価損益率に関しては検索エンジンも便利です。

2007年10月14日

金ETF

金ETFの概要(金ETFとは?)

金 ETFは長期で運用

金のETFでの資産運用を考える場合は、長期的な運用を考えた方が良いと思っています。金相場は上昇傾向にありますが、株価のように急激な上昇下降はなかなかしないものです。金のETFが諸外国で人気となっている背景には、年金の替わりになる金融商品と捉えて、長期的な運用をしている人が多いからだと言われています。日本でも年金問題が盛んに騒がれていますが、これからの時代は老後の資金は自分で用意するのが、当たり前の時代がやってくるかもしれません。株式や債券を基本としたファンドも魅力があるし、日本株だけじゃなくアジアの経済発展も期待できるでしょうから、それらの国へ投資するファンドも選択肢としてはたくさん用意されています。金のETFをメインとするか、それとも株式や債券を主な運用先とするかは、時代背景によって変わってくると思いますが、それでも長期運用なら金が有利だと言われています。世界経済はこれからも発展していくでしょうし、そうなると金を求める人も増えてくると予想されますが、金の産出量自体は増えると言い切れない部分があります。世界の中でもアジア圏の人達は金が好きな民族らしいので、これから経済発展を向かえるこれらの経済圏の人達が、こぞって金を買い求めることも予想されています。金のETFはこんな背景もあって、人気となっています。でも、勿論どんなに人気があったり、有望な金融商品でもリスクはつきものですから、それを理解して投資の判断をしましょう。金のETFはこれからますます人気が出そうです。

金 ETFと相場

金のETFへの投資を考える前に、金相場の特徴を理解する必要があります。金の相場は世界的にみても、ここ数年で2倍くらいに高騰しているといわれていますが、この理由は明らかです。南アフリカが主産国なのですが、この国が産出量を制限していることに加え、世界で経済が急激に発展した国での金の需要が伸びています。例えば中国やインドの経済発展は目覚しいものですが、これらの国の人達が裕福になってきて、生活に余裕が出てきて金商品を買い求めています。金のETFが人気になっているのは、需要と供給のバランスの関係を考えたときに、今後も金相場は上がり続けるだろう、といった予想が根拠になっていて、そのために金への投資熱が上がっていることが原因となっています。「金 ETF」に限らず、これから相場が上がっていくことが予想されるなら、それにお金をつぎ込みたいのは当たり前ですから、当然の結果ともいえます。また日本では低金利の時代が長く続いていることから、個人投資の方たちはもっと有利な金融商品を探して、デイトレードや投資信託を始めていますが、これらの商品は仕組みをキチンと覚えないとリスクが大きいとも言われています。ですらか安定的に相場が上昇している金に投資をして、リスクを分散する人が増えてきているのも、人気の背景となっていることでしょう。金のETFにもリスクはありますが、その価値はゼロになることはありません。それはある意味安心感ともなりますが、リスクには違いないので、ETFを始める場合は仕組みをしっかりと理解してから始めましょう。

金 ETFの注意点

金のETFを始める場合には注意する点があります。それは株式の場合なら利回りが期待できますが、金の場合はそれがありません。したがって、自分が買ったときよりも高く売ることができないと、利益が出ません。この仕組みをよく理解してから始めないと、期待ハズレの投資となる可能性もあります。金のETFを始めるには「金相場の読み」が大切な要件になるわけですが、金はここ数年ずっと値上がり基調で推移していますし、これからも簡単には下がらないだろうという予測が大勢を占めているので、これだけ人気になっているわけです。また金のETFの取引はアメリカドルで取引されていて、これを国内で売買する場合には円に換算されるため、為替変動というリスクが発生します。これも理解しておかないと、金相場は上がっているのに、売却益は出ないといったことも考えられます。アメリカドルと円の関係は上がったり下がったりしますが、当面は大きな変動はないと予想されていますが、これも両国の経済状況によって変わってくる場合もあります。金のETFは、金相場と円相場の両方を読みながらの投資が必要ですが、こちらも長期的な資産運用として考えるなら、金相場の値上がりは今後も続くと予想されているので、有効な投資先だといえるでしょう。それでもリスクがあることは理解できたはずですから、この仕組みをしっかりと理解して投資の判断をしましょう。

金 ETFの魅力

金のETFが魅力な理由はいくつかありますが、何と言っても最大の要因は「無価値」にならないということでしょう。金のETFは「金そのものを購入」するため、資産価値はゼロにはなりませんが、株価や債券だと「価値がゼロ」になる可能性も否定できません。これは投資を考える上でも大きなメリットだといえ、これがあるからこそ資産運用を考える人でも「リスク回避」を主眼にしている方は、金への投資を積極的に行なっているといえます。株式の場合は短期間で大きなリターンを得ることもありますが、それとは逆の場合も当然あり、一般的にリターンが大きな金融商品はリスクも大きいといわれています。勿論金のETFでもリスクは当然ありますが、まったくゼロになることはなく、景気の動向によっては再び相場が向上していくこともあります。ですから長期運用を考える人にはピッタリの投資だといえます。また今は金の産出量が減っていますが、それと反比例するように金を求める人が多くなっているのも、金相場を押し上げている要因となっていて、この傾向は当分続くことが予想されていることからも、個人投資家がこぞって金に投資している理由となっています。金のETFは現物を購入しているという安心感をベースに、今後の値上がりにも期待できるので、なるべく早く始める方がリターンが期待できると思います。ただし、投資というものは先が読めないのも事実。リスクもあることを理解してから始める必要があります。

金 ETFとは投資信託

金のETFが最近日本でも知られてきていますが、これはどんな商品なんでしょう。ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、簡単に言うと「証券取引所で取引できる投資信託」のことです。今は投資信託をやっている個人投資家が増えているので、これはご存知でしょう。これと同じように、金のETFもオンラインで金の売買ができるようになったことで、資産運用の方法が増えたといえ、これが投資家達が喜んでいる理由だといえます。株式だけだと、世界的な株安の時には下落が避けられなくなるリスクがあるので、株価とは違った値動きをする金融商品を加えることでリスクが分散できることになり、長期的な資産運用を考える方に人気になっています。普通の株式や債券とは違って、金のETFの場合は「現物」が手元に残ることになりますから、安心感が大きいのが特徴です。それにここ数年の金相場の値上がりもあって、世界的には注目を浴びている投資の対象となっています。金の投資といえば、誰でも知っている純金積み立てがありますが、これも有効な手段で大勢の人がやっています。でもこれから金への投資を考える人は、ETFも検討してみると良いでしょう。金のETFはオンラインで、自分の好きなタイミングでの売買ができるので、決められたスケジュールで購入していく金融商品よりは有利だといえます。ただしこれも投資ですから、リスクがあることは念頭に置いてから始めましょう。


金ETFの関連書籍

金ETFに関しては検索エンジンも便利です。

ヘッジファンド

ヘッジファンドの概要(ヘッジファンドとは?)

株価は、業績や経済環境など企業に関する様々な「情報」を織り込んで価格が決まるといわれています。理論上はこうした「情報」は瞬時に株価に反映するのですが、現実はそうではありません。様々な情報から考えて、割安な水準に置かれている株式もあれば、逆に割高な株式も存在します。ヘッジファンドは、そうした「価格のゆがみ」に注目し、先物取引などを利用して利益を上げようというファンドのことです。

最近注目されているのは、割高な株価がついている株式に「カラ売り」という取引を行い、利益を上げる手段です。具体的には、

  • 今後値下がりしそうだと思われる銘柄の株式を、その保有者から借ります
  • 借りた株式を市場で売ります
  • 価格が下がったところで買い戻して、株券を保有者に返却する

という手法をとります。

「カラ売り」をした投資家は、その株式を高い値段で売って、低い値段で買い戻すので、株券を借りる費用(品貸料といいます)を支払っても利益を得られるわけです。

ヘッジファンドは世界中の投資家からおカネを集めて、巨額の資金を背景とした運用を行います。仮にその株式の価格が割高ではなくても、ヘッジファンドがカラ売りをしかけるだけで下がってしまう可能性が高いのです。とりわけ、最近のように日本だけでなく世界の経済に対する不透明感が高まると、ヘッジファンドの売りをきっかけに相場が崩れ、売りが売りを呼ぶ状況になることも珍しくないようです。そのため、米欧の主要な機関投資家で構成する国際コーポレートガバナンス・ネットワーク(ICGN)が「貸株」の実態調査を始めるという動きもあるようです(2003年7月14日の日本経済新聞夕刊3面「米欧の機関投資家、貸株の実態調査――カラ売りの影響問題視」参照)。

逆に、思惑が外れると損失の拡大を恐れて、ヘッジファンドが株式の買い戻しを急ぐこともあります。 カラ売りをしているヘッジファンドにとって、自分がカラ売りをかけた株式が、自分がカラ売りした価格以上に上昇すると損失が拡大してしまうためです。急いで買い戻しをすれば、損失を縮小できるほか、その後も価格が上昇すれば割安な株式にいち早く投資することによる利益も得られるためです。今年の春以降、日経平均株価が急速に1万円近辺に戻ったときも、ヘッジファンドの買い戻しがけん引役になったという声もあります。

なお、ヘッジファンドでは、昔、米国の投資家ジョージ・ソロス氏のファンドが有名でしたが、最近は大小様々なファンドが登場しています。日本の年金や銀行、生命保険会社もこうしたファンドに投資しています。また、ヘッジファンド型の運用を行う投資信託も最近は登場しています。


ヘッジファンドの関連書籍

ヘッジファンドに関しては検索エンジンも便利です。

2007年10月20日

通貨オプション(為替オプション)

通貨オプション(為替オプション)の概要(通貨オプション(為替オプション)とは?)

通貨オプション(為替オプション)は、日本語で「選択権付き通貨先物予約取引」と訳されます。将来の特定の期日に通貨を契約した価格(権利行使価格)で売買する権利を売買するものです。通貨を買う権利をコール、通貨を売る権利をプットと呼び、例えば、ドルコールだと、ドルを買う権利のことになります。例えば、1ヶ月後に1ドルを120円で買う権利(ドルコール)を100万ドル分、という感じになります。

オプションは権利を買う側が売る側に「オプション料(プレミアム)」を払います。オプションは「選択権」ですので、オプションの買い手は、権利を行使した方が有利な場合だけ行使し、不利な場合は放棄することができます。これにより、最大損失は「オプション料」分に限定されます。逆に、オプションの売り手は、最大利益が「オプション料」、最大損失は「無限大」(プットオプションの場合は権利行使価格)となります。

最近では、「コール」や「プット」のような通常のオプション(バニラ・オプションあるいはプレーン・バニラ)にさまざまな条件を付けた「エキゾチック・オプション」が取引されるようになっています。エキゾチック・オプションには、ある条件(期間内あるいは特定の期日にある価格に達するなど)を満たすとオプションが有効になる「ノックイン・オプション」や無効になる「ノックアウト・オプション」、あるいは満期日に条件を満たすと決められた価値を持つ「デジタル・オプション」などがあります。

通貨オプションは銀行・企業間で盛んに取り引きされていますが、一般小口投資家向けではあまりありません。数少ない例として、また、米国シカゴのCMEに上場されている通貨先物オプション、あるいはOANDAの「BoxOption」などの商品があります。

これに対し、オプションを債券の形にして小口で買いやすくしたものが為替eワラントです。


通貨オプション(為替オプション)の関連書籍

通貨オプション(為替オプション)に関しては検索エンジンも便利です。

立会い外分売

立会い外分売の概要(立会い外分売とは?)

立会い外分売とは、正規の取引時間(立会い時間)以外の時間に、まとまった売り注文を売りさばく仕組み。

まとまった売り注文を受けた証券会社は、通常時価で買うよりも有利な条件で買い注文を集める。立会い外分売を事前に、証券会社がホームページなどで告知して購入希望者を集めて実施する。購入希望者からすれば、正規の取引で買うよりも有利な条件で買えるし、売却する側からするとまとまった株数を株価を値崩れさせることなく1度に処分できるので、双方にメリットがある仕組みといえる。


立会い外分売の関連書籍

立会い外分売に関しては検索エンジンも便利です。

現代ポートフォリオ理論

現代ポートフォリオ理論の概要(現代ポートフォリオ理論とは?)

現代ポートフォリオ理論とは次のような理論である。まず第一に、市場は効率的であり、市場全体のリターンを超えるパフォーマンスをあげることはできないため、アクティブ運用は逆効果となる。

第二に、長期間にはある投資対象はそのリスクに応じたリターンをあげることが期待できる。すなわち、小企業や新興企業、外国の企業など、リスクがより高い投資対象は、リスクの高い分の報酬として、より高いリターンを生み出す可能性がある。

第三に、お互いに相関関係のない分散投資はリターンを増やし、リスクを減じる。どんなリスクであっても(その組み合わせにより)最適なリターンを生み出すポートフォリオを作ることは可能である。

最後に、すべての投資家にとって正しいポートフォリオというものはないが、投資家はそれぞれが取れる範囲のリスクでポートフォリオを作るべきである。

【同義語】 MPT


現代ポートフォリオ理論の関連書籍

現代ポートフォリオ理論に関しては検索エンジンも便利です。

2007年10月27日

カルパース(CalPERS)

カルパース(CalPERS)の概要(カルパース(CalPERS)とは?)

カルパース(CalPERS) とは、カリフォルニア州職員退職年金基金(The California Public Employees' Retirement System)の略称。

概要

カルパースは、アメリカ合衆国カリフォルニア州の公務員の公的年金基金である。公的年金の中では世界最大で、総資産は円換算で20兆円(2005年現在)とも言われている。

その運用姿勢は、年金基金としては異例なほど積極的であり、新興国の株式やヘッジファンドへの投資なども行っている。その資金規模と常に情勢を先取りしてきた優れた運用手法から、全世界の金融関係者から常にその動向が注目されている。 機関投資家としてのカルパースは投資先企業の経営への介入なども行う、所謂「もの言う株主」の代表格である。


カルパース(CalPERS)の関連書籍

カルパース(CalPERS)に関しては検索エンジンも便利です。

移動平均乖離率

移動平均乖離率の概要(移動平均乖離率とは?)

現在の株価(終値)が移動平均からどのくらい離れているかを表す指標です。

移動平均乖離率の単位は「%」です。

計算方法は以下の通りです。

(株価‐移動平均) ÷ 移動平均 × 100(%) 株価と移動平均が同じ位置にある場合は、移動平均乖離率は0%になります。

株価が移動平均より上にある場合は、移動平均乖離率はプラスになります。

株価が移動平均より下にある場合は、移動平均乖離率はマイナスになります。

一般的に、移動平均乖離率で使う移動平均は25日移動平均が多いようです。


移動平均乖離率の関連書籍

移動平均乖離率に関しては検索エンジンも便利です。

購買力平価(PPP)

購買力平価(PPP)の概要(購買力平価(PPP)とは?)

購買力平価とは、各国の通貨で、同じ商品を購入するのにいくらかかるかによって、為替レートを判断するものです。

例えば、購買力平価の中でも有名なビッグマック指数は、イギリスの経済専門誌エコノミストによって考案されたものですが、マクドナルドのビッグマック1個の価格を比較することで為替レートを算出します。

購買力平価のひとつに、ビッグマックが採用されたのは、ビックマックは世界中で同一品質のものが販売され、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など、さまざまな要因を元に単価が決定されるため、総合的な購買力の比較に使いやすかったからといわれています。


購買力平価(PPP)の関連書籍

購買力平価(PPP)に関しては検索エンジンも便利です。

マクロ経済指標

マクロ経済指標の概要(マクロ経済指標とは?)

マクロ経済指標の関連リンク


マクロ経済指標の関連書籍

マクロ経済指標に関しては検索エンジンも便利です。

About 2007年10月

2007年10月にブログ「近未来型自給自足生活をするための脱サラ 【ビッグユーフォー.コム】」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年09月です。

次のアーカイブは2007年11月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.