ETF(Exchange - Traded Fund/株価指数連動型上場投資信託)
ETF(Exchange - Traded Fund/株価指数連動型上場投資信託)の概要(ETF(Exchange - Traded Fund/株価指数連動型上場投資信託)とは?)
ETF(Exchange Traded Funds:株価指数連動型上場投資信託)とは、その名の通り、証券取引所(Exchange)で取引可能(Traded)な投資信託(Fund)のことです。日本では、株価指数連動型上場投資信託として、その価格がTOPIXや日経平均などの主な株価指数に連動するようにつくられ上場されています。
ETFとは「Exchange - Traded Fund」の略で、「(東証や大証などの)取引所で取引きされている投資信託」のことを指しています。一般には、「上場投信」とも呼ばれており、2005年8月末現在で16銘柄が、東京、大阪証券取引所で取引きされています。
ETFは、通常、特定の株価指数に連動することを運用目的としており、現在、国内で取引きされているETFも、日経平均株価(日経 225)やTOPIXといった日頃よく目にする指数などに連動するように運用されています。
ETFの最大の特徴は、指数に連動する投資信託に投資することによって比較的少額で分散投資の効果を得ることができるとともに、その投資信託を取引所の立会時間中であればいつでも売買できるという機動性にあります。つまり、従来は、一般の投資家が日経平均株価やTOPIXといった指数に準ずるような分散投資を行いたいと考えた場合には、指数連動型の投資信託を、通常1日に一回発表される基準価格で売買していましたが、ETFが解禁されたことによって、投資家は、日々刻々変動する指数を、その時々で日中取引きするということが可能になったわけです。
海外ETFが一番充実しているのは楽天証券です。米国ETFや中国株ETF、インド株ETF等を扱っています。楽天でもダウ工業指数ETF(DIA)を扱うようになりました。このETFはNYSEでなくアメリカン証券取引所(AMEX)に上場、取引されています。S&P500連動ETF(IVV)等は信託報酬料が年0.09%と本当にただみたいな感じで米国ETFはすばらしい商品の宝庫です。
- 元本および分配金等が保証されている商品ではありません。
- 原則として全資産を株式で運用しますので、株価変動の影響を受けます。
- 組み入れ株式などの発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部状況の変化により、基準価額が変動し、投資元本を割込むことがあります。
- 原則として対象となる指数に連動することを目的として運用されますが、種々の要因により指数への連動が困難になる場合があります。
- 流動性が不足した場合には、市場の実勢と乖離した価格で取引きされる場合があります。
- 上述の他、ETFの価格は市場の需給などさまざまな要因によって変動する場合があります。
ETF(株価指数連動型上場投資信託)の特徴
株式同様に売買ができます。
- 通常の株式と同じように証券取引所の立会時間中は、市場でいつでも売買が可能です。
- 成行・指値注文のどちらも可能です。
- 投資家には受益証券(株券に相当するもの)が発行されます。
- 値動きや損益の把握も容易です。
- 株式と同じように信用取引・貸借取引が可能です。相場見通しに応じて信用による買建て・売建ても行えるなど、取引の利便性は高まります。
- 株式と同様な税制の適用が受けられます。
信用取引が可能です。
- 株式と同じように信用取引・貸借取引が可能です。相場見通しに応じて信用による買建て・売建ても行えるなど、取引の利便性は高まります。
個別株投資に比べリスク分散効果があります。
- 株価指数を構成する多数の会社の株式に投資することになり、個別株投資に比べリスク分散の効果があります。
- 従来の投資信託に比べ、信託報酬(運用費用として運用資産から間接的に差し引かれる費用)が大幅に安くなっています。このことから、長期投資にも適した商品といわれています。
- ETFの登場により、株価指数に連動する投資、つまりTOPIXや日経平均を買うというようなことが、比較的無理のない金額で可能になりました。(ほとんどの銘柄が10万円前後で投資が可能であり、比較的手の届く金額で、株式市場全体や主要銘柄、特定の業種全体に投資することができます。)
ETF(株価指数連動型上場投資信託)と一般の投資信託との違い
| ETF(上場投資信託) | 一般の投資信託 | |
| 取引方法 | 受益証券の売買 | 受益証券の設定・解約 |
| 取引価格 | リアルタイムで価格が変動 市場価格(株価指数に近似する)が変動。指定可能 (成行・指値可能) | 終値で計算する価格で1日1つ |
| 指値 | できます | できません |
| 同日の売買 | できます | できません |
| 信用取引 | できます | できません |
ETF(株価指数連動型上場投資信託)投資に買い時はあるのか?
ETFもインデックス投信も株式指数(インデックス)に連動するように運用するものなので、(ETFがあらかじめ購入した株式に基づくファンドをあたかも一銘柄のようにザラ場中にも売買できる、というような組成上の違いを除いては)タイミングなどの考え方に違いがでると考えるのは理屈に合いません。
次にこれらETFなどには売買タイミングはまったく無いのか、というとこれも語弊があります。個別銘柄を平均した市場の指数連動ですから、ひとつの銘柄のように、ある会社の業績他の材料に影響を受けて価格変動する値幅はずっと低くなります。ただし、将来も含めての企業業績全体に影響する内外経済や海外金融市場の出来事には敏感に反応することも事実でTOPIXや日経平均の過去からの動きを見てもらえば一目瞭然です。いきなり30年を目処に投資を始めるということは無いでしょうからその意味では十分タイミングがあります。
繰り返しになりますが、ひとつの企業の材料に振り回されないだけです。その意味では、マクロ経済、国際経済情報についてはプロもアマも情報格差が少ないですから、ひとつの企業の疑わしい材料に一喜一憂して株価に振り回されているよりは、より長い期間の投資が腰を据えてできて、個人投資家向き、あるいはいくらかまっとうな投資だということができます。
ただし、経済の状況が過熱してインデックス自体が過熱している1989年末にTOPIXに投資した場合には、2003年初めまで大きく下落した後、現在ではせいぜい半分の価値までしか戻っていません。これをもってタイミングがない、とはとてもいえません。しかし2003年の時点で投資すれば年率20%をはるかに超えるリターンがあるわけで、別に個別銘柄に投資しなければ株式投資の醍醐味がないことはないです。よく理解できない企業動向や、思い込みの銘柄選択をして損を繰り返しているのでは余りに貧弱な情報で自分の投資能力を過信していると私は思ってしまいます。デイトレードを含めて、結局個別銘柄で儲かりやすい相場は、株式市場全体が好調なときです。実は自分の銘柄選択能力ではないことが多いのです。やがて個別株の激しい動きのつかまって儲けを全部吐き出してしまうことが多いのではないでしょうか。
それならばインデックス投信やETFで相場や経済の大きな流れで「安いところで買う」ことと「高いところでは買わないで、少しでも売却してキャッシュにして、次の安い時点を待つ余裕を持つ」ということを守る方が成功可能性が高いと私は確信しています。
ETFは、調整局面で買っています。できれば、騰落レシオが80%を割ったところあたり。みんなが弱気になって「どうしましょう。」という質問がこのカテに出るようなときです。他にインデックス投信の定額購入をしていますので、ETFは株価指数を安く買って高く売るために使っています。
ETF(株価指数連動型上場投資信託)投資にあたっての留意点
市場で取引されるため価格変動リスクがありますので、購入価格を下回る可能性もあります。様々な経済情勢等の影響を受けて、価格が下落したり、分配金が減少する可能性があります。市場動向の急変時等には、対象となる株価指数に連動する運用が困難になる場合があります。取引所が定める上場廃止基準に該当する場合、上場廃止になることがあります。
